全ての準備が整ったプリウスPHVとランクル100は乙仲の手を経て通関を無事にクリアし、横浜港本牧埠頭からフランス「ル・アーブル港」へ向けてひとあし先に旅立った。数週間後、パリでの再会が待ち遠しい。
「書」と「荷」
海外へ輸出するためには多くの煩雑な作業が付いて回る。そのひとつがインボイス・パッキングリストという「書」と、クルマや積載物「荷」を一致させること。これが大変な労力と時間を要する。ひとつでも間違えがあると通関をパス出来ないため周到な準備が不可欠なのだ。
クルマに関する多くの書類はもちろん、荷室に積み込む整備部品や工具類、撮影機材やキャンプ用品など…何しろネジの1本に至るまでのサイズ、重量、用途、金額を記入した詳細な書類を作成し、品物と照らし合わせながら積み込む必要がある。船出までの限られた時間との戦いをメンバー全員のチームワークで制し、無事に本牧埠頭の通関業者(乙仲)倉庫へ搬入することができた。