エシカルクルーズ@パリーダカールと聞いて、「Team ACPがサハラに戻って来た!」「原点回帰だ!」と感じる人は多い。しかし、それだけではアクティビティの源となる“何故?”には全く不十分だし、当然のことながら本質は別にある。
チーム監督、横田紀一郎は初代プリウスが発売された時「新種のクルマ」に衝撃を受けたと同時に、こう思った。
世界中のどんな道でも走れるものしか、オレはクルマとは認めない。
燃費が良いというのは燃料代が安く済むって事じゃない、同じ量ならより遠くまで行けるって事だ。
「プリウスPHV」はフルモデルチェンジを果たし、EV航続距離延長に加え、“電気を運べるクルマ”としての機能の充実。サハラ行きを決定付ける“何故?”に加えられた。
サハラ砂漠のトワレグに灯を届けてびっくりさせてやろうじゃないの。
呆れるほどに単純明快な“何故?”は、トヨタ自動車がグローバル発信している「START YOUR IMPOSSIBLE」にも通じるものがあると思う。不可能に挑戦する“何故?”に手を挙げた7人が、間も無くサハラへ向けてスタートする。
スタート前日。ここからダカールにゴールまで約7,500kmをトラブル無く走りきるために、異音や振動などに気を配りながら丘陵地帯のワインディングで試走を繰り返したあと、サハラでのキャンプ道具の買い出しにパリ市内へ向かった。
明日早朝、いよいよパリをスタート!2,000km先のジブラルタル海峡を目指します。