エンプティランプが点灯した!
MIRAIのメーターパネルには、平均燃費と瞬間水素消費量を可視化するグラフが表示されている。このインフォメーションを参考に、アクセルを踏み込むタイミングや量を加減して走るとすぐに燃費向上が実感できる優れものだ。
走行可能距離60kmを切ったところで突然、頼りのグラフを含めた全ての表示が消え、代わりに「燃料残量低下充填してください」との警告が表示された。いよいよ慎重なアクセルワークが必要な場面で頼りになるグラフ表示が使えないのは、迷い込んだ洞窟でロウソクの灯りが消え、出口が近いとはいえ手探りで這い出すようなもの。さらにペースを落として省エネ走行を続け、なんとかギリギリ(走行可能距離28km)でゴールの水素ステーションにたどり着いた。
日本最東端にMIRAI現る
再び、牛のうんち由来の水素を満充填して、最北端の次は最東端踏破へ向かった。早朝、北海道の澄んだ空気、抜けるような青空の下、滑るように走るMIRAI。アクセスが良くなった北海道横断自動車道を使うとはいえ、かなりのロングドライブだが、秋の到来を予感させる薄っすら色づいた森や、右手に顔を出す海の輝きに見惚れていると、距離や時間が心地よく流れ、夕陽に染まる根室半島「納沙布岬」に到着した。
明日は北海道を離れ、苫小牧港からフェリーで本州へ戻ります。