新型MIRAI 北の大地を往く。

新さんふらわあ ふらの、苫小牧港着岸

心配されたフェリーの“揺れ”は、追ってくる台風から逃れたのか、出港後数時間で徐々に収まり、予想以上に快適な船旅だった。苫小牧の大きな港に接岸し「新さんふらわあ ふらの」の薄暗い駐車スペースから開放された新型MIRAIは、いよいよ北の大地へ一歩を踏み出した。

着岸と同時に下船の準備を始める港湾スタッフ

 

北海道横断自動車道で帯広へ

苫小牧港から、今日の目的地である帯広へ向かった。以前は、急勾配のワインディングが続く国道274線で日勝峠を越えるルートで、眼下に広がる十勝平野の景観は素晴らしいが、ずいぶんと時間を要した記憶があるが、最後に北海道を旅した時には繋がっていなかった北海道横断自動車道がトマムを経て阿寒まで繋がり、道東方面へのアクセスが格段に良くなっていた。その峠道が今年8月の大雨による土砂崩れで、しばらく通行止になり、並行して走る北海道横断自動車道(道東自動車道)の並走区間が無料で開放されたことを契機に、有料になってからも利用者が増加したという。

帯広、本別を経て阿寒まで延びる自動車道

 
日高山脈を貫く数多くのトンネル。

 
快適なドライブで労せず帯広に到着した。

 
苫小牧から帯広からまで走行距離173.9km 平均燃費134km/kg

 


明日は、早朝からスタートして、この旅の最長ルートで日本最北端の地「宗谷岬」を目指す。アップダウンのある一般道を、いかにして水素の消費量を抑えて走行するか、日頃のエコ走行の成果が試されるチャレンジを見守っていただきたい。