成長する森「アクロス福岡」

チームACPが初めてここを訪れたのは2001年。竣工から6年が経過していたが、剥き出しのステップに若い木々が間隔をおいて並んでいて、まだまだ森と呼べるものではなかった。その後、九州を訪れる機会があれば必ず「アクロス福岡」に足を運び経過を見続けて来たが、2015年に大きな変化を感じた。

「確実に森に近づいている。」

そして今年、8年ぶりに訪れたアクロス福岡は、また一歩“森”へと近づき、美しい紅葉のプレゼントをたずさえて我々を向かえてくれたのである。多種多様な木々が織りなす赤や黄色の見事なグラデーションを、ビルが建ち並ぶ都会の真ん中で楽しめるとは、なんと贅沢なことだろう。

アクロス福岡“森”の成長記録

1995年3月に竣工したアクロス福岡は、自然や公園と建築を一体化し、成長する“森”を目指して計画された。ひな壇状のステップガーデンが配置され、竣工当初、この地方に自生している品種を中心とした76種類3万7千本の樹木が植樹された。18年後の現在、120種5万本を超える“森”へと成長している。

2001年10月

2010年7月

2011年4月

2015年9月

2023年11月


アクロス福岡へ到着したMIRA

見事な“森”に目を奪われる

森に水を供給するパイプが点在する

雨水を取り込む取水口。地下タンクに貯められた水は屋上へと汲み上げられ、ステップガーデンを潤して再び地下へと流れる水循環システムが森を支えている

蛇籠(金網に石を詰めたもの)の水路が森を潤す

この地方に自生する樹木76種3万7千本からスタートし、現在では120種5万本にまで成長している


イワタニ水素ステーション福岡県庁で満充填

九州へ来てから初めての充填と、福岡県の水素社会への取り組みについて話を伺うため、福岡県庁を訪れた。

早くから水素社会のトップランナーとして躍進する福岡県は、西日本初の導入となる FCトラックによる商業運用をスタートさせ、輸送時に発生する二酸化炭素排出量削減を掲げると同時に、水素ステーションのインフラ整備を官民一体となって積極的に進めている。また、再生可能エネルギー由来「グリーン水素」導入も加速させるとのことで、ますます福岡県の取組から目が離せなくなりそうだ。

これまで固定式ばかり利用してきたので、移動式水素士テーションでは初めての充填だ。大型車両に充填装置を積み込んでいるので、もちろん走行はできるのだが、ここ県庁前でのみ運用が許可されている。

充填口を開くと、フタの裏に記載している検査期限やタンク使用期限など「高圧ガス保安法」に基づく確認作業や、ディスペンサーが確実に装着されされているかなどを、二人のスタッフで念入りにダブルチェックを行い、ようやく充填が始まるが、わずか3分ほどで満タンになる。

イワタニ水素ステーション福岡県庁(移動式)

水素充填口の保安法期限を確認してからディスペンサーを差込む

スタッフは2人体制、ダブルチェックで運用している

ここでは1日5台ほど充填しており次第に台数を増しているようだ

福岡県庁の水素・FCVを担当している西村さん、石橋さん

今日の動画

九州初の水素充填後の表示 ここから旅が始まる

立ち入り許可をいただいたアクロス福岡の川野さん、福岡県庁 水素産業振興課 水素・FCV担当 西村さん、石橋さん。ご対応いただきありがとうございました。皆様の取組は旅で出会う方々に紹介させていただきます。