熊本の水素ステーションで満タンにした時、走行可能距離は535kmと表示されていた。中継地の鹿児島で充填する予定だったが、水素ステーション休業という試練を与えられ、佐多岬踏破が困難な状況に直面する。しかし、鹿児島〜垂水のフェリー利用で85km分の距離短縮と、より一層の省エネ運転で切り抜け、無事に大分まで辿り着くことができた。
実走行距離の合計637.9kmに、大分の水素ステーション到着時に表示されていた走行可能距離122kmを加えると、今回使用したMIRAI(Zグレード)のカタログ参考値750kmを上回る759.9kmとなる。高速道路だけでなく、多くの山脈越えや、海岸線の激しい起伏と曲がりくねったルートを考えると、なかなかの好成績で乗り切ることができたのではないだろうか。
宮崎から大分までのルート「東九州自動車道」はアップダウンはあるものの、渋滞もなくスムーズに走行できたため、大きく燃費を稼ぐことに繋がった。こんなルートだけを走ることができれば、満充填で千キロ越えも実現可能ではないだろうか。